洋書ロマンス小説を読めるようになりたいブログ ☆英語の多読☆おすすめ

英語力がないけれど洋書ロマンス小説を読んでおります♡ 英語力無しで読んだ手ごたえを気ままに綴っております。

2018年10月

The Girl and Her Ren (Pepper Winters)

Ribbon Duet 2作目。
1作目から勢いを失うことなく、隙間時間をすべて注いで、睡眠時間を削って読みました。
けれど途中で涙が溢れたり胸が苦しくてつらくなってしまったりして休憩を入れたので、読み終えるまでに2か月かかりました。
とりこぼしのないように、知らない単語はきちんと納得するまで辞書で調べて読み進めました。

読書期間:2018/8/29~2018/10/24
所要時間:23.5時間
ページ数:491
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The Ribbon Duet シリーズ2作目(完結)。
感動!号泣!ロマンス読書人生でもっとも胸が熱くなり泣いた作品です!1作目ではヒロインが1歳から18歳まで、この2作目では33歳までの壮大で壮絶なラブストーリーが美しい言葉で綴られています。シリーズ名の意味がラストでわかったときは震えました。ロマンス小説お決まりの展開を求める方には向かない作品ですが、逆に、ありがちなロマンスには飽きた方やもっと切なく甘く熱く狂おしいほどに濃く現実味のある作品を求める方には濃密な読書時間となることでしょう。読み終えた後は、バックパックとテントを買って森に行き、大自然を感じてみたくなりました。森に興味を抱いたことなどなかったのに、視野が広がり自然に対する愛に溢れ人生観が変わりそうな素晴らしい作品です。ヒーローRenもまるで実在する人間のように深く心に残ります。唯一の欠点は、今後これ以上の作品に出会えないだろうと思ってしまうことです。。。

Dollars (Pepper Winters)

Dollar Book 2。
衝撃的なラストを迎えた1作目から勢いを失わないまま、ページをめくる手が止まらなかった。
Pepper Wintersさんの文体にも慣れてきました。

読書期間:2018/10/9~2018/10/15
所要時間:14.5
ページ数:300
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(Dollar 2)衝撃的な展開だった1作目のラストでピムリコはエルダーに救い出され、2作目はエルダーの豪華船が舞台となる。深刻なトラウマにより口も利けないピムリコに対して「ぼくはきみに触れない。ぼくは絶対にきみを傷つけない」と約束し、すこしずつ心の傷を癒やそうとするエルダーの真摯な姿が見もの(悪党なのに紳士)。その過程で激しく揺れるふたりの感情がとても激しく濃く深くリアルでロマンス小説とは思えない(もはや文学作品の域)けれど微かにロマンス味がありそれが不思議な魅力のある作品。読むのがやめられない。一般的なロマンス小説は、ストーリーが複雑だけどH/Hの心情はシンプル(先が読める)のだけど、この作品は逆。ストーリーはシンプルなのに、H/Hの心情がまったく読めない。だから冷めることがなく面白い。こんなロマンス小説は初めて!

Pennies (Pepper Winters)

ダーク・ロマンス。衝撃作。
ページをめくる手が止まらなかったです。
ダークな雰囲気を出すために独特の語彙が使われていて、最初は辞書をひいて苦労しましたが、すぐに慣れました。

読書期間:2018/9/27~2018/10/3
所要時間:18.5時間
ページ数:300

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今まで読んだ中でダントツに最もダークな世界観のロマンス小説!!衝撃作!奴隷として買われて全てを奪われたヒロインが閉じ込められた部屋で唯一拾った鉛筆を用いてトイレットペーパーに綴る心情描写には読み応えがあり、絶望的な状況下でも自分の心だけは守り抜こうとする知的なヒロインに感銘を受けました。後半にダークな魅力溢れるヒーローが登場して、そこからはもう読むのを止められなくなりました。体を重ねていない(&会話もない)のに熱く重厚な甘さを感じるシーンが素晴らしい!けれどストーリー展開は予想斜め上に進んでいきます。ヒロインとともにカラダに痛みを感じながらも、真っ暗闇の中で微かに光るロマンスの予感だけを頼りにエグくておぞましい話を読み進めてしまう自分に驚きながら読み終えました。BDSMでもエロチカでもない。文学作品といってもいい程に深層心理が丁寧に綴られた作品です。世界的にみれば、奴隷売買は珍しいことではなく、このピムリコのような扱いはダークファンタジーの世界だけのものではないんですよね。豊かな国に生まれた無知な自分が情けなくなったりもして、様々な感情に揺れ動かされました。(Dollarシリーズ1作目)
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