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Goddess Isles シリーズ2作目!!!!!!
素晴らしかった…!!!!!!(言葉にならない)
とんでもないクリフハンガー・ポーズで終わった1作目から1か月が経ってようやく出版された2作目。
ヒロインの行方がとても楽しみでたまらなかったのですが、 期待を裏切らない冒頭シーンからの吸引力が半端なかったです。息が荒くならないように、自分を落ち着かせながら読むのが大変でした。
ペッパー・ウィンターズさんの作品はストーリー展開からキャラ設定、流れるような文体まですべてが好きなので、少しずつ大切に大切に、一か月くらいかけてゆっくり読み進めるつもりでしたが、ラストまで一度も飽きることなく短期間で読み切ってしまいました。

そうそう、このブログは読書感想文ではなくて、英語の読みやすさに関するメモブログだったんですけれど。もう英語を読んでるのか日本語を読んでるのか、言語の壁はどうでもいいと思えるほどに吸引力のある作品なので……英語に関する感想は…ないのです(笑)

けれど、語学の習得に関しては、そういえば先日読んだ本にピンとくる文章があったので、ここに残しておきます。

『言語を理解するとは、記号と概念のあいだの変換プロセスを体験することだ』

ホントにそう思います。言語って知識ではなくて「体験」なんだと思いました。
単なる知識ではなくて、体感的なもの。
これは、たぶん留学や日常生活で英語を使う人々は日々得られるものだけど、机上の学問として本から学ぶしかない大半の日本人にとっては、とても難しいことだと思いました。
高校生のころに覚えさせられた文法書の例文や熟語には「体験(体感)」がないので、ニュアンスが読み取れず、記号にすぎない。けれど、小説のなかで出会う表現はストーリーと合わせて体感的に脳に染み込むので、生きた英語ってこういうものを言うんだな、と。この歳になってようやく感じることができてます。
洋書ロマンス小説を読んで、言語を学ぶ楽しみまで得られて、ほんとによかったです。

読書期間:2020/3/24~2020/3/30
読書時間:10.5時間
ページ数:


【雑なあらすじメモ】

ユーフォリア(島の名前)で初めてのお仕事の日。
エレノアはサリヴァンに媚薬を飲まされ、さまざまな幻覚装置をつけられ、全身性感帯となった状態。
そんな状態で送り込まれた先は、大自然の中にある洞穴のような所でした。そこで穴居人のような逞しい肉体をもつ男性(Markus / ゲストのひとり)が背後から襲いかかってきて、以後、とんでもなくHOTな官能シーンに突入します。それが何ページにも及びます。
その一例を訳してみました。↓

『My sixteenth, seventeenth, and eighteenth release arrived in a flux of fierce ferocity. (わたしの16回目、17回目そして18回目の絶頂は、猛烈に凶暴な濁流となって訪れた)』

他方、サリヴァンは(自分が仕向けたことなのに)エレノアがほかの男に犯されることに嫉妬し、仕事で疲弊したエレノアに至れり尽くせりのもてなしを施します。
超絶ダークでHOTなシーンと、きらきらとした桃源郷のような景色のコントラストが素晴らしい。

サリヴァンはエレノアと惹かれ合っていることに気づきながらも、彼女はあくまでもビジネスの道具のひとつに過ぎないのだと自分に言い聞かせ、彼女の好意を拒絶します。
拒絶しながらも、ちらりと本音を言ったりします。たとえば、こんなことを。
「今朝はきみでオナニーした。ここの女でオナニーするなんて、ありえないことだったのに、くそっ。我慢できなかった。どうしてか、知りたいか?なぜ、私が自分のものを握ったのか。なぜたった二回しごいただけでイッてしまったのか、知りたいか?それは………嫉妬したからだ」


※これ以降は、ネタバレ防止のために、パスワード・ロックをかけておきます。
(パスワードは『ロマンス』を英語(小文字)で。)

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