EAF4A0C2-B52C-4351-B833-635BA91E83FF
9AAAD267-7B85-4BF3-8C81-990710B0FA88

ひさしぶりに(文法的に)しっかりとした英文で書かれたロマンスを読みたいと思い、ノーラ・ロバーツさんの本を読み始めてみました。
「A Little Magic」シリーズの中の短編です。
読み始めてすぐに、「読みやすい文章」だと安心しました。
高校生の頃に習った受験用英語しか知らない自分にとって、ノーラさんの文章は、高校で習ったままの文法で書かれているので、とても安心して読めるのです。わからない文法もスラングも登場しないので、すらすらと読めました。

英語レベルに関しては、英検などを受けたことがないので適当なイメージですが、英文法の難易度は高校2年生くらい、単語レベルは英検2~準1級くらいかなと思いました。
洋書ロマンス小説の中では、平均よりもやや易しいと思いました。

読書期間:11/07~11/09
所要時間:3.5時間
ページ数:192

500年ほどの間、魔法によって、森の奥のお城にひとりきりで閉じ込められていたヒーローの前に、ずっと夢みていた女性が現れましたという、なんてロマンチックなお話…!
しかも、お城の内装やお料理の描写が夢みたいに繊細で美しくて、ほんとに夢をみているかのような気分になれました。

短くてシンプルなストーリーの中に、現代女性に向けたメッセージもさりげなく込められています。
『彼女は、男性の腕にぶらさがっているだけのお飾りのような女性ではなく、男性と対等なパートナーである女性だ。なんて、すばらしいことだ。彼女こそ、彼が求めていた女性だ』
こういう点も、さすがロマンスの女王ノーラ・ロバーツさんの作品だと思いました!感動しました。

ノーラ・ロバーツさんの作品といえば、過干渉な親族やご近所の人々がたくさん登場するイメージがあったのですが、この作品は、登場人物がヒーローとヒロインだけだったので、読みやすかったです。
邦訳本も出ています(「神秘の森の恋人」)。