洋書ロマンス小説を読めるようになりたいブログ ☆英語の多読☆おすすめ

英語力がないけれど洋書ロマンス小説を読んでおります♡ 英語力無しで読んだ手ごたえを気ままに綴っております。

Aleatha Romig

Danger's First Kiss (Aleatha Rooming)

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Audibleの聴き放題に入っていたので、たしかダーク系ロマンス作家さんだったなーという記憶で聴いてみました。
どこかで読んだ内容でしたが、どこで読んだのか思い出せませんでした。。

貧困層のヒロイン(清掃員)が、兄に同伴してニューヨークで行われた仮面舞踏会に出たら、そこでミステリアスな素敵な男性と出会い、ひとめぼれしてキスをしたけど、飛行機の時間になってしまって別れる。現実生活に戻ったある日、再会できました。ヒーローは兄の友人だったのでした♡(めでたしめでたし)いうお話。

このブログを見返していたら、「Dark Fairy Tales」というアンソロジーに「Cinderella」というタイトルで入っていた作品でした。再読だったのでした。

A Secret One (Aleatha Roming)


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この作家さんの文章はヒネリがなくて読みやすかったことを思い出したので、今度は「耳」でチャレンジしてみました。そのとおり、易しい英語で、言葉遊びもなく、いままで聴いたオーディオブックの中でいちばん聴きやすかったかもしれません。けど、朗読者さんがセクシーボイスじゃなかったのが残念(笑)。


読書期間:2020/11/24
読書時間:1,5時間(オーディオブック。ラストの章は(聴きとれなかったので)5回くらい聴きました。)

(あらすじメモ)
親友の結婚式の前日、ブライズメイドとして準備のために到着したShena(ヒロイン)は、翌日(結婚式当日)の朝、目覚めたら、横には親友の新郎の友人が寝ていたから、びっくり!!!という始まりのロマンス。
超短編なのに、きれいにコンパクトにまとまったロマンスとなっていて、なかなか楽しかったです。(HOTシーンなし)

One More Step(Colleen Hoover, 他)

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『One More Step』
コリーン・フーヴァーさんが企画したチャリティー用のアンソロジー本で、26人の作家さんの作品がおさめられています。
すべての作品は同じ文章から始まらなければならないという決まりがあって、
"ONE MORE STEP would mean certain death"
この一文からあとは作家さんごとにまったく違うストーリーが始まります。

さまざまなタイプのロマンス作家さんが集められていて、それぞれ個性が光る作品を書かれていました。

私はコリーンさんの大ファンなので、まず、コリーンさんの作品(ラストの約60ページ)を読みました。
タイトルは「Saint」。
読み終えたあとでタイトルをみるとまたグッと来るのですが、ここに感想を語ることができないほどに感動しました。
コリーンさんはインスタで「大人向けのロマンティック・スリラー」とおっしゃっていたけれど、ホントに「大人向け」でした。そして、スリラーというのは先が読めないという意味です。怖いお話ではありません。あくまでのロマンス小説の枠内で、ロマンス小説の常識を打ち破るストーリーとなっていました。

読書期間:2020/07/07
読書時間:2.5時間
ページ数:60

【ネタバレ無しの導入部分メモ】
ヒロインはロマンス小説家で、深夜に、警察官ヒーローのロマンス小説を書いています。
読者たちとの交流サイトで質問にこたえたり、動画を配信したりして、ファンたちとの交流もしているのですが、読者のレビューに振り回されてしまうことに悩んでいます。
たくさんの星5個のレビューよりも、たったひとつの批判的なレビューに影響を受けてしまう。そんなことではリアリティに欠ける作品になってしまう。(そんなことを考えて悩んでいる姿はまるでコリーン先生そのものなのかなと思ったりしました。)
そして、ヒロインは執筆に専念するために、都会から離れ、人里離れた田舎のCabin(トレーラーハウスみたいなものでしょうか?)にこもることにしました。
その夜、小屋の中から窓の外をみると、近所でなにか事件が起きたのか、警察官の姿がありました。
【※あらすじはここまでにしておきます。】

素敵な警察官が現れて、キュンキュンするロマンスが始まって、それが夢みたいにロマンチックなので、コリーン先生ってば、こんなかわいらしいロマンス小説も書かれるのね!と嬉しくなりながら萌え転がりながら読んでいきましたら、え?え?え?どういうこと?そういうこと?え?なんで?なるほど~!素敵なお話!しかもHOT♡こういうのもロマンチックね、大人なロマンスだわ~と思ったら、え!そっか、そうなるよね、でもそれも幸せのカタチよね、と思ったら、びっくりの展開にズシンと来るラスト。
そのラストについて考えさせられるとともに、結婚について、人生について、考え直してみたくなるような、濃密な内容のある心に残る素晴らしい作品でした。(ネタバレしたくないので、こんな感想でごめんなさい。笑)
約60ページの超短編なのに、こんな読後感が味わえるなんて思ってもみなかったので、なんだかとてもうれしくなりました。

この作品を読むためだけに、このアンソロジー(Kindle Unlimited対象本)を買っても十分おつりがくるくらいの価値があると思います。
昨年末に出たコリーン・フーヴァーさんの邦訳本(ミステリー)がお気に召したロマンスファンの方は、これも楽しめると思います。こちらのほうがロマンス味が強いです。

コリーン先生の英語はとてもやさしくて、たぶん、日本の高校1年生で習うくらいの英語レベルなので、初めて洋書にチャレンジする方にもおススメの作品です。


このアンソロジーには、ほかにも読んでみたい作家さんの作品がいくつか入っているので、また機会があったら読みたいと思っております♡


【追記1】
翌日、Aleatha Romigさんの「The Deal」を読みました。
24ページの超短編。読書時間は約1時間。
星3つ。
初めて読んだ作家さん。ダーク・ロマンスで有名な方なので、気になっていました。
(雑なあらすじメモ)
両親を亡くして複雑な人生を送ってきたヒロインがニューオーリンズで訪れたバーで、完璧に美形でミステリアスでダークな雰囲気を纏った男性が背後からいきなり現れて「きみはおれと食事をするんだ」と言われて奥のゴージャスな部屋に連れていかれて、美味しいワインと料理をご馳走されて(ほぼ強制的に食べさせられて)「おれたちは結婚する」「もう決まったのだ」などと言われてその場でキスされて固いものを押し付けられて(しかもヒロインもその気になっている…。初対面なのに…笑)…というスピーディーなロマンス。
スピーディすぎて気持ちがついていけなかったけれど、アンソロジー用の超短編だからそれはしかたがないですね。超短編にしては、ヒロインの育ちや家庭環境などの背景がしっかりと書き込まれていて、食事とHOTシーンの描写がやけに厚かったので、「快楽」の部分をしっかりと書きこむ作家さんとして好印象でした♡
そして、特徴的なのは、ヒーローのアルファ度数とミステリアス&ダーク指数の高さ。これが人気の理由なのかもしれません。わかりやすい「ダーク系」という意味で。
Aleatha Romigさんのほかの作品も読んでみたいと思います♡


【追記2】(2020/07/19)
Tijanさんの「Kess」を読みました。
読書時間は約50分。
星3個。
ランキングでよくお名前を見かける作家さんで気になっていたので、短編で読むことができてよかったです。
文章はとてもシンプルでスラングもほとんどなくて読みやすく、内容にもほとんどヒネりがないオーソドックスなコンテンポラリーロマンスを書かれる方という印象を受けました。
今作はMC(バイクヤクザ)ロマンスでしたが、超短編なので、MCロマンスの中心となるヤクザ同士の争いは少なめでほとんどロマンスオンリーのサクッと楽しめるお話となっています。
ヒロインが前々から恋していた男性(MCの一員)がある日誘ってきてワン・ナイト・スタンドをしたら、じつは彼はヒロインの隣の家に住んでヒロインの身の安全を守るために監視していた(しかもヒロインに恋していた)という結構かわいいお話でした。
MCロマンスにしては、MC特有の人間関係や裏の世界っぽい雰囲気がほとんど書かれていなかったので物足りなかったけれど、この短さでMCロマンスが楽しめたのは凄いと思いました。
この作家さんのほかの作品も、機会があったら読んでみたいと思いました。

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