洋書ロマンス小説を読めるようになりたいブログ ☆英語の多読☆おすすめ

英語力がないけれど洋書ロマンス小説を読んでおります♡ 英語力無しで読んだ手ごたえを気ままに綴っております。

Mia Sheridan

Dane's Storm (Mia Sheridan)

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ミア・シェリダンの A sign of love シリーズの蟹座のラブストーリー。
とても良いお話でした…♡
ミア先生の英語はとても易しくて、しかも、もう何冊も読んできたので文体に慣れたため、ほとんど辞書無しで読めました。

読書期間:2021/04/03~2021/04/06
読書時間:約7時間
ページ数:260

(感想)※ネタバレ無し。
18歳(高校三年生)で出会ったDaneとAudraはすぐに恋に落ちました。
Daneは富裕層で将来は家業を継ぐ身分だが、Audraはごく普通の庶民。
なので、Daneの祖母はAudraを気に入らず、ふたりの交際に反対します。
けれど、ふたりの交際が始まってすぐにAudraは妊娠してしまい、出来ちゃった結婚をしました。が、死産だったため、すぐに離婚しました。
それから10年後、ふたりは用事で再会し、ふたたび強く惹かれ合うのですが、すでに離婚して終わった関係であるため、Audraはその想いに蓋をしようとします。
……という穏やかなセカンド・チャンス・ロマンスなのですね~~
と思っていたら、事態は急展開します。これが、もう、びっくりの急展開なのです!!!
(ここからがストーリーの中核ですが、ネタバレしたくないので、あらすじはここまでにします。)

過酷な状況の中で、ふたりの心がじわじわと花開くように解れて交わっていく過程が丁寧に綴られていて、壮大な大自然における生命と本能を感じるラブストーリーとなっていました。
ミア・シェリダンさん、こんな作品も書かれるのですね…!という驚きと衝撃が感動になりました。

このシリーズはどれも素敵すぎます。
心の中の本棚の前列に並べて飾っておきたいような美しくてピュアな名作シリーズだと思います♡

Once We Are Starlight (Mia Sheridan)


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最高オブ最高でした……!!(号泣)
ミア・シェリダン作品の中の私が好きな部分がギューーっと詰まった濃密な純愛で、
好みど真ん中でした。
(Collen Hooverの「Heart Bones」やPepper Wintersの「Ribbon Duet」と同じ系統(少年/少女が苦境を乗り越えていくお話で、背景には社会問題があります)です。)
こういう作品に出会ってしまうから、ロマンスファンをやめられない。
洋書を(ある程度)読めるようになってよかったと心から思いました(感動)。
ありがとうございます(感涙)。
とても読みやすくて美しい文章によって、主人公のきもちが心に染み込んできて、ラストでは、作者さんの想いが血流に乗って全身に行き渡るような、全身の細胞が震えるような感動がありました(号泣)。
こんなパワーをもった作品を傑作と呼びたいです(号泣)。

ちなみに、このブログの趣旨である英語の読解面としては、先日読んだシェン作品の10倍、いや、100倍読みやすかったです。文法は(たぶん一般的な高校1年生くらいのレベルなので)一読でしっかりと理解できましたし、語彙も易しいので、辞書を引いた頻度は1ページ当たり1回くらいでした。


読書期間:2021/3/14~2021/3/18
読書時間:約9時間
ページ数:344頁

この作品が日本語に翻訳されることを希望しておりますので、あらすじ等はここには記さないでおきます。
けど、ひとつだけ、好きなところのメモを残させてください💛
ZakaiがKarysのことをいつも「Little Star」と呼ぶのですが、そのたびに、キュンとしてしまいます。

"Once we were starlight. But now, now we were a universe."

最近のミア先生の作品はサスペンス寄りだったので、ロマンスファンとしてはすこし寂しく思っていましたが、今作は、初期のロマンティックなミア作品を彷彿とさせ、そのうえグレードアップしていて、ミア先生の筆力の進化という感動もありました。
Sex Traffickingという重たいテーマを扱っているのに、美しい愛のお話に昇華するラストが圧巻でした…)

The Wish Collector (Mia Sheridan)

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さすがミア・シェリダン作品!
美しくてロマンチックなラブ・ストーリー♡です。
ロマンス小説ではなく、「ラブ・ストーリー」だと思います。表紙にもそう書いてありますね。
(HOTシーンはほとんどないので、お堅い女性にもおススメできます^^)

読書期間:2019/ / ~2020/10/17
読書時間:不明
ページ数:

【あらすじ&感想メモ】
クララはバレリーナを目指してニューオーリンズの街に来ました。
孤独や不安を抱える日々の中で、悲劇の伝説の逸話がある古い邸宅に興味をもち、訪問しました。その邸宅の壁の向こうに希望を書いた紙を投げ入れると願いが叶うという噂があります。

他方、ジョナ(元敏腕渉外弁護士)は仕事の過ちによって大損害を負い、兄を失い(死別)、同時に顔に酷い怪我を負い、それ以降は世捨て人となって邸宅に引きこもって隠遁生活を送っていました。

クララは「希望を叶えてくれるの壁」の向こうにいるのは幽霊ではなくて人間なのだと気づきます。
ふたりは壁越しに出会います。
壁の向こうはジョナの邸宅の庭だったのです。
そして、クララにとってその壁は心のよりどころとなり、毎週のように通って話しかけるうちに、ジョナに壁越しで恋をしてしまいます。が、ジョナが姿を現すことはありません。
クララはインターネットの検索でジョナの過去(美男子でエリートビジネスマン(弁護士)だったこと)を知ります。そんな辛い状況にあるジョナに直に会いたいと思い、クララは必死でジョナに話しかけたり誘い出したりします。彼を励まし、そのことで自分も励まされ、孤独を癒すこともできたのでしょう。ふたりが恋愛によって未来への希望を取り戻していくストーリーです。

心と体に深い傷を負って社会から隔絶された生活を送るトーチャード・ヒーローがヒロインと出会うことでふたたび社会復帰の努力を始め、恋愛によって精神的にタフに成長し、第二の人生を切り開いて社会貢献できるようになる成長物語。これは、ミア先生のお得意分野ですね。とても読み応えがありました。

主人公たちの物語と同時並行に、過去に邸宅に住んでいた男女のラブストーリーも(こちらはヒストリカル)進んでいきます。そして、ラストで双方のラブストーリーが美しく融合します。

多くの女性が好むタイプの素敵なラブ・ストーリーだと思います。
けれど、わたしはミア先生の「世界で一番美しい声」のようなHOTなロマンス小説を期待して読んでしまっていたので、60%まで読んでもロマンスがまだ盛り上がらないこと(スロー・バーン)プラス、自分の英語読書のスピードの遅さにしびれを切らして退場してしまいました。。(翻訳本だったらすいすいと進めていけるのに…。)
それから1年以上経った先日、オーディオ・ブックにチャレンジして続きを聴いてみたことで、ストーリーに再び入り込むことができて、ラスト付近では勢いよく読み切ることができました。
ミア・シェリダンさんの作品は、後半で感動を誘う展開がある分、前半はスローバーンでじれったく感じてしまう作品もあるのですが、今作はそのパターンでした。
英文はとても易しいので、オーディオでもなんとかストーリーを追うことができて、後半はオーディオと本を並行することで、ぐいぐいと読み進めることができました。文字だけではスローペースのせいで読み進めることができなくなった作品も、オーディオ・ブックのおかげで再び読み進めることができるのですね。これは、オーディオ・ブックの利点だと思いました。無理やり引っ張っていってくれるもの。
結果として、読み切ることができて本当によかったです。
夢と希望を与えてくれる、ミア・シェリダンらしい素敵なお話でした。
ロマンス・ファンだけでなく、すべての女性にお勧めしたいです。
幸せでロマンチックなきもちで胸がいっぱいになるのがミア作品の醍醐味ですね♡

Savaged (Mia Sheridan)


大好きなミア・シェリダンさんの新刊で長編(544頁)なので自信がついた頃に読もうと思っていたのですが、6月はたくさん洋書を読めてすこし自信がついたので手を出しました。長編だから息切れするかと思いましたが、内容の吸引力がすごかったので、今まででいちばん速いスピード感で読めました。
(そういえば洋書を読み始めた頃にこの作家さんの本を何冊か読んだので、この作家さんの語彙には慣れているのでした。)
洋書については、難易度やページ数うんぬんを考えずに『読みたい本を読む』ことが大事なのだと実感しました。

読書期間:2019/06/21~2019/07/02
所要時間:15.5時間
ページ数:544
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ロマンチックで素晴らしい作品でした。アメリカの片田舎で起きた2件の殺人事件の容疑をかけられたのは8歳のときに山に隔離され穴居人のように孤独に生きてきたJak。前半は、極寒の過酷な環境でひとりだけ生き延び、唯一の友(10年一緒に過ごした狼Pup)が信頼していた唯一の人間Driscollに殺されるなど、幼いJakの辛い描写が続きます。他方、幼い時に両親と生き別れ、土地の案内人として働くHaperはひと目でJakに恋し、ふたりは純愛を育てていきます。狼がつがいを見つけるように嗅覚と本能で恋に落ちたJakはVirginなので、HOTシーンは初々しかったです。謎に包まれた事件について少しずつ明かされる事実と純愛の行方と過去の秘密が絡み合いラストまで引き込まれました。H/Hがともにピュアで応援したくなりました。『Archer's Voice』『Leo』『Kyland』と同様、田舎町と貧困と子供という重たい社会問題を扱う作者さんの渾身の意欲作であることが伝わってきます。ラストは『ミア・シェリダン・マジック』と言われる魔法のような感動に包み込まれ、希望に満ちた幸せな気持ちになりました。これぞロマンスです!翻訳されることを願っております♡

Leo (Mia Sheridan) 人生17冊目の洋書

Sign of Love シリーズ1
児童養護施設で出会い幼い恋に落ちたふたりのピュアなラブ・ストーリー。
心をこめて丁寧に紡ぐようなミア・シェリダンさんの文章は読んでいるだけでも心が洗われるような気がします。英語もシンプル美しくて読みやすく、ラストまで一気読みでした。
日本女性も好むタイプの内容だと思うので、邦訳されますように。

読書期間:2018/9/4~2018/9/7
所要時間:10時間
ページ数:208

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児童養護施設で出会い幼い恋を育んだ話と現在の話が並行して書かれている。SIGN OF LOVEシリーズ1。里親に引き取られることになり18歳になったら迎えに来ると行って初キスをしたきり姿を消したレオのことを忘れられないエヴィーのもとにレオの友人(ジェイク)という裕福な男性が現れてエヴィーは激しい恋に落ちる。始終エヴィー目線で語られるためレオの真意は不明なのだが、実はジェイクはレオかも!?ということが読者にだけわかるのでグイグイ読ませ、84%辺りからは涙なしには読めない。やさしくロマンティックに綴られているけど、たとえば幼児虐待の大半は目に見えない間接的な暴力でなされる実態などの社会問題が組み込まれていて実は読み応えがある。唯一レオ目線で語られるエピローグはタイトルと美しくつながっていて胸がいっぱいになった。日常生活では見落としがちな大切なことに気づかされて読後は視野が開けるこの作者さんの本はすべて読みたい。もちろんこの作品がレオ目線で語られるLeo's Chanceも読む予定。ヒーロー目線でこの話を語られたらさぞかし萌えるだろうと思う。
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