山田詠美さんの愛読書の1冊だと知って興味を持ち、読みたくなったのだけど邦訳本が絶版だったので、(古本はあまり好みではないので)英訳された本書を読むことにしました。詠美さんのファンなので、とても情熱的で美しい話に違いないと期待して読んだのですが、とくに目新しい視点はなく、文体も普通で、とても退屈に感じてしまいました。これぞフランス文学、という感じでしょうか。内容は、ひとりの男性との恋愛(不倫)中の心理を、ねっとりと退廃的に書いたものでした。英語が読み取れていないから楽しめなかったのかと思い、あとで邦訳本も読みましたが、同じ感想でした。
(邦訳本は「シンプルな情熱」)

読書期間:2019/7/10~2019/7/11
所要時間:2.5時間
ページ数:84
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